野田氏は国民民主党の玉木雄一郎代表と国会内で会談後、記者団に「裏金問題はまだ終わっていない。自公の過半数割れを実現しようという共通認識を持った」と強調した。
◆国民・玉木代表「趣旨は理解できる」、維新・馬場代表も
玉木氏は記者団に「趣旨は理解できる」としつつ、共通の支援団体である連合の推薦を得た国民民主候補の選挙区に立民が対抗馬を出さないことを協議の条件に提示。両党はもともと原発政策などで隔たりがあり、「本格的な選挙区調整は無理」と断言し、温度差が露呈した。
日本維新の会の馬場伸幸代表も野田氏との会談後、記者団に「裏金議員の当選を阻止することは国民が求めている」と述べたが、候補の取り下げには否定的だ。今後、裏金議員の選挙区に候補を立てる場合は立民と協議する方針を伝えるにとどめた。
◆共産・田村委員長は「共闘の基盤が損なわれた」
さらに厳しい姿勢を見せるのは共産党だ。田村智子委員長は3日、野田氏との会談後に「小選挙区で最大限立候補させて共産党の躍進のために全力を挙げる」と明言した。共産は9月末の第3回中央委員会総会で、野田氏が安全保障関連法の違憲部分の即時廃止に慎重であることなどから「共闘の基盤が損なわれた」と結論付け、小選挙区に候補を急ピッチで擁立する。
共産は小選挙区で201人の候補を立て、立民も比例単独1人を含む201人に達した。維新や国民民主も擁立を急いでおり、40以上ある裏金議員の選挙区の多くで野党候補が競合。萩生田光一元政調会長の東京24区は立民、維新、国民が乱立し、福井2区は高木毅元国対委員長に立民と共産がぶつかる。
◆旧派は「野党が乱立して票が割れてくれれば助かる」
石破茂首相が早期解散に転じたことで「裏金議員にペナルティーを与える」(野田氏)ための構図づくりは時間との闘いになっている。裏金問題で処分を受けた旧派幹部は「野党が乱立して票が割れてくれれば助かる」とほくそ笑む。
立民総合選挙対策本部の本部長代行に起用された小沢一郎衆院議員は3日、候補者を一本化できれば野党が勝てるとしつつも「衆院選まで時間がなく、調整は簡単じゃない。それが自民党の狙いだ」と苦しさをにじませた。
東京新聞 2024年10月4日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/358248
引用元: ・「裏金議員」当選阻止へ野党候補一本化を 立憲民主の呼びかけに、国民民主、維新、共産各党はどうする? [蚤の市★]
勝つのは自民党じゃん
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